お仏壇の新規製作、お洗濯や塗り替え、修理はもとより、お仏壇の改造や寸法直し・オリジナル仏壇の製作のほか、

お仏壇を丁寧に釘や膠を取り、出来るだけ小さく（宮殿・彫刻なども）分解します。
【塗り師（ぬしや）が行います】

取り付けている金具をすべて取り外します【塗り師が外す】。次にその金具を【金具師】に
渡し、綺麗に平らにのばします（不足・壊れが有れば補充・修理）。内金具（お仏壇を
開いた時、内側に付いた金具）は表面を磨き、錆止めコーティングか予算があれば
金メッキで仕上げます。表金具（お仏壇を閉めたときに見える金具）は黒色に塗り、
筋模様の所に金粉や金箔を入れた仕上げ（沈金）や、銀メッキ、ブロンズ色・スアカ色・
せんとく色仕上げなどをします。【金具師が行います】

金具を取り外し、分解されたお仏壇をあつく熱した洗浄液で洗います。たれたロウ・線香・
香などにいぶされた汚れ（油煙）は熱くないと良く落とすことが出来ません。その後、水で
すすぎ、洗浄液を良く洗い流し、日陰で数日乾燥させます。【塗り師が行います】

乾燥したお仏壇をぶつけて欠けた所や長い間にすり減った所、また虫食いやネズミのかじり
割れた所、空殿の瓦など無くなった所などの修理をお客様の要望通り丁寧に修理致します。【木地師が行います】

上記の四と同じく、彫刻でぶつけて欠けた所、虫食いやネズミのかじり、また無くなって
しまったり割れてしまった所など要望にあわせ丁寧な修理をします。【彫り師が行います】

上記の四・五が終わったお仏壇の傷を埋め、下地作りをし（仕上げの出来を左右する
ため特に念入りに作業）、下塗り・中塗り・上塗りへと進みます。【塗り師が行います】

※下地作りが良く出来ていないと何回塗っても綺麗に仕上がりません。

傷みや擦れて消えてしまった引出しの口板・障子の腰板・段上・板戸などの蒔絵や家紋を
書き直します。【蒔絵師が行います】

塗り上がったお仏壇に、金箔・金粉を施し、金具を打ち、組み立て完成になります。

【塗り師が行います】